インビザライン抜歯症例
院長の下谷です。
今回はすべてインビザラインで治療した4本抜歯症例の報告になります(前回の症例も併せて患者様の掲載許可は得ています)。
2回の追加アライナーを経て約2年での終了となりました、今回も上顎5番を抜歯したため一時的に大臼歯の咬合が噛まなくなりましたが、アタッチメントの工夫と、顎間ゴムの併用で最終的にはある程度の咬合を確保できたと考えます。
しかしながら今回投稿には載せていませんが、この患者様はレントゲンで歯根がかなり短く、アンギュレーションの調整が容易な症例だったことも治療が完了した要因として大きいと考えます。また右下2番に関しては最初の舌側転移が大きかったため、これ以上唇側に持っていくことは控えました。
インビザラインで抜歯症例を行う際はやはりワイヤー矯正以上に諸々のパラメーターを吟味してその利用を決定するべきと考えます。