金沢の歯医者が教える|正しい歯磨きの仕方と歯ブラシの選び方

金沢の歯医者が教える|正しい歯磨きの仕方と歯ブラシの選び方

「毎日ちゃんと歯を磨いているのに、虫歯ができてしまう…」
そんな経験はありませんか?
実は、多くの人が「磨いているつもり」でも、磨けていない部分があるのです。

金沢25歯科・矯正歯科でも、患者さまから「正しい歯磨きの方法を知りたい」「自分に合う歯ブラシを教えてほしい」という声を多くいただきます。

そこで今回は、歯の健康を守るために欠かせない「正しい歯磨きの仕方」と「歯ブラシの選び方」について、歯科医が分かりやすく解説します。


1. 正しい歯磨きの基本ステップ

① 歯ブラシの持ち方は“鉛筆持ち”

力を入れすぎると、歯ぐきを傷つけてしまいます。
歯ブラシは鉛筆を持つように軽く持ち、毛先が歯と歯ぐきの境目にやさしく当たるようにしましょう。

② 力は「100g~200g」が目安

力を入れすぎず、歯ブラシの毛先が広がらない程度でOK。
磨くというより“なでる”ように動かすのがコツです。

③ 歯と歯ぐきの境目を意識

虫歯や歯周病はこの境目に汚れが溜まりやすいため、45度の角度で毛先を当てて小刻みに動かします。

④ 磨く順番を決めて「磨き残しゼロ」に

毎回同じ順番(例:右上→左上→右下→左下)で磨くと、磨き忘れが減ります。
時間は最低3分、理想は5分程度が目安です。

⑤ フロス・歯間ブラシで仕上げ

歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは落としきれません。
1日1回、寝る前にフロスや歯間ブラシで補助清掃をしましょう。


2. 歯ブラシの選び方|目的別にプロが解説

歯ブラシ選びを間違えると、いくら丁寧に磨いても効果が半減します。
自分に合った歯ブラシを選ぶことが大切です。

① 毛の硬さ:やわらかめ or ふつう

  • 歯ぐきが健康な人 → 「ふつう」がおすすめ

  • 歯ぐきが下がってきた・出血がある人 → 「やわらかめ」

硬すぎる歯ブラシは、歯ぐきを傷める原因になります。

② ヘッドの大きさ:小さめがベター

奥歯の奥や歯の裏まで届きやすい「小さめヘッド」が◎。
大きすぎると細かい部分に毛先が届きません。

③ 柄の形:持ちやすく、滑りにくいものを

手にフィットする形を選ぶと、余計な力を入れずに磨けます。

④ 電動歯ブラシも効果的

手磨きよりも一定の圧で動かせるため、磨き残しが減少します。
ただし、使い方を誤ると逆効果になるため、歯科医の指導を受けるのがおすすめです。


3. 歯磨き粉・フロス・歯間ブラシの正しい使い方

歯磨き粉

フッ素入りを選びましょう。
フッ素は歯を強くし、虫歯菌の酸に負けない歯質を作ります。
研磨剤入りのものは歯の表面を傷つける可能性があるため、使いすぎに注意。

デンタルフロス

歯と歯の間の汚れはフロスで除去。
特に就寝前に行うことで、夜間の細菌繁殖を防ぎます。

歯間ブラシ

歯と歯の隙間の大きさに合ったサイズを選ぶことが大切。
小さすぎると汚れが取れず、大きすぎると歯ぐきを傷つけてしまいます。
初めて使う場合は、歯科医院でサイズを確認してもらいましょう。


4. よくある質問(Q&A)

Q1:食後すぐに磨くのはNG?
A:食後は口の中が酸性になり、歯が柔らかくなっています。
30分ほど時間をおいてから磨くと◎。

Q2:朝と夜、どちらを重視すべき?
A:どちらも大切ですが、夜の歯磨きは最優先。
就寝中は唾液が減り、細菌が繁殖しやすくなります。

Q3:電動歯ブラシは高いほど良い?
A:価格よりも「使い方」が重要。
シンプルなモデルでも正しく使えば十分効果があります。


5. 定期的なチェックで「磨き方の癖」を修正

どんなに丁寧に磨いても、自己流だと“磨きグセ”が出てしまうことがあります。
金沢25歯科・矯正歯科では、ブラッシング指導を行い、患者さま一人ひとりの磨き方をチェックしています。

  • 磨き残しが多い部分の指摘

  • 自分に合った歯ブラシや歯間ブラシの提案

  • 力加減・角度の改善アドバイス

プロのチェックを受けることで、日々のケアが格段に向上します。


まとめ|正しい歯磨きは一生の財産

歯は一度削ると元には戻りません。
毎日の正しい歯磨きと、自分に合った歯ブラシ選びが「健康な口元」を守るカギです。

虫歯・歯周病・口臭を予防し、いつまでも自然な笑顔を保つために、
ぜひ一度、金沢25歯科・矯正歯科で自分の磨き方をチェックしてみてください。