被せ物について
こんにちは。金沢25歯科・矯正歯科です。
みなさんご自身のお口の中を観察したことはありませんか。全て治療のしたことのない歯だらけの人もいるかもしれませんが治療したことのある銀歯が入っている人もいるでしょう。
今日は被せ物についてお話ししていきます。
被せ物の種類
クラウン・・・クラウンとは虫歯が進行したことや怪我などにより歯の欠損部が大きくなり、プラスチックを詰める処置だけでは治療が難しい歯に対して、歯の機能や審美性を回復するために着ける歯の形をした被せ物のことです。主に神経をとった歯に被せます。
インレー・・・インレーとはクラウンの部分的なものであり、歯の一部分にに被せるもので、主に歯の神経はとらずセメントを詰めてから行なわれます。
ブリッジ・・・ブリッジとは1〜数本の歯の欠損に対し、欠損部を人工の歯と両隣の歯(片側だけのもあります)のクラウンで繋げた被せ物です。欠損部を補うため両隣の歯(土台となる歯)にかかる負担が大きいことと欠損部の人工歯のブラッシングが難しいです。
被せ物の材料の性質
➀セラミック
審美性にとても優れており天然歯に近い白さを再現できます。他の材料と比較して汚れがつきにくくメンテナンスしやすいです。保険適用でないため金銭的やご都合がつく場合歯1番おすすめの材料です。
➁CAD/CAM
とりあえず保険で白くできますが色合いと形はセラミックに比べると劣る傾向にあります。プラスチック系の材料であるため歯垢(プラーク)が着きやすいです。耐久性には優れておらず割れやすいため噛む力が強い方はおすすめできません。保険上の都合でできない場合があります。
➂メタル
メタルはいわゆる銀歯であり審美性はセラミックとCAD/CAMより劣りますが、奥歯では外側からあまり見えにくいためよく使用されることがあります。プラークもまあまあつきやすいですが、適合や耐久性はCAD/CAMより優れるためCAD/CAMと迷われる方はメタルがおすすめです。
被せ物の治療の流れ
神経をとっていない歯では麻酔をうってから行います。まず土台となる歯を機械で削って形を整えていきます。そして被せ物を作るため型取りをしていきます。(この時、被せ物が入る部位だけでなく噛み合わせとなる歯も型取りを行います)そうしてできてきた被せ物を装着して治療が完了となります。
被せ物が入ったことでその歯はもう虫歯にならないというわけではなく被せ物の下にバイ菌が侵入し虫歯になるので毎日の歯ブラシは丁寧に行いましょう。