歯科検診でよく使われる用語まとめ|初めてでも分かる基礎知識

歯科検診でよく使われる用語まとめ|初めてでも分かる基礎知識

はじめに

歯科検診を受けると、歯科医師や歯科衛生士から「プラークが付着していますね」「C2のむし歯があります」など、専門的な用語を耳にすることが多いのではないでしょうか。慣れていないと「何を言われたのかよく分からない…」と不安になる方も少なくありません。

歯科検診でよく使われる用語をわかりやすく解説します。初めての方でも安心して検診を受けられるようになることを目指しています。これを知っておけば、歯科医院での説明もスムーズに理解でき、日常のセルフケアにも役立ちます。


歯科検診でよく出てくる基本用語

プラーク

歯の表面に付着する細菌のかたまり。いわゆる「歯垢」です。プラークはむし歯や歯周病の原因となり、放置すると歯石になります。

歯石

プラークが唾液中のカルシウムなどで硬くなったもの。自分では取り除けず、歯科医院でのスケーリング(歯石除去)が必要です。

咬合(こうごう)

上下の歯のかみ合わせのこと。矯正治療や顎関節症との関係も深く、歯並びだけでなく全身の健康にも影響します。


むし歯や歯周病に関する用語

C1〜C4

むし歯の進行度を示す国際的な指標。

  • C1:歯の表面(エナメル質)に小さな穴がある状態。痛みはほぼなし。

  • C2:象牙質までむし歯が進行。冷たいものがしみる。

  • C3:神経(歯髄)まで到達。強い痛みを伴う。

  • C4:歯の大部分が崩壊。抜歯になることもある。

歯周ポケット

歯と歯ぐきの間にできる溝のこと。健康な状態では1〜3mmですが、歯周病が進行すると深くなり、歯の揺れや歯ぐきからの出血が見られます。

歯槽骨(しそうこつ)

歯を支えている骨のこと。歯周病が悪化するとこの骨が溶けてしまい、最終的に歯が抜け落ちるリスクがあります。


検診でよく聞かれる診断や処置の用語

PMTC

「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略。専門家による機械を使った歯のクリーニング。セルフケアで落とせない汚れを除去できます。

スケーリング

歯石を除去する処置。歯周病予防に欠かせません。

フッ素塗布

歯の表面にフッ素を塗って、むし歯に強い歯を作る処置。大人にも効果があり、特に根面むし歯(歯ぐきが下がって根の部分にできるむし歯)の予防に役立ちます。


よくある質問(Q&A)

Q:検診で「C1」と言われました。すぐ治療が必要ですか?
A:C1は初期むし歯の段階なので、経過観察になる場合もあります。ただし進行しやすいので、歯磨き指導やフッ素塗布で予防を強化しましょう。

Q:歯周ポケットはどうすれば改善できますか?
A:歯石除去や正しいブラッシング指導で改善可能です。放置すると進行するので、定期的なクリーニングが大切です。

Q:フッ素塗布は大人でも意味がありますか?
A:はい、大人でも有効です。特に前述した根面の部分や詰め物・被せ物の周囲にむし歯ができやすい方におすすめです。


まとめ

歯科検診で使われる用語を知っておくことで、診断内容が理解しやすくなり、不安も減ります。むし歯や歯周病は早期発見・早期治療が何より大切です。

金沢市で歯科検診や矯正治療をお考えの方は、「金沢25歯科・矯正歯科」 にぜひご相談ください。当院では、初めての方にもわかりやすい言葉で丁寧に説明し、安心して治療を受けていただけるよう努めています。

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