検診・メンテナンスって何するの?

検診・メンテナンスって何するの?

  1. 歯を長期的に健康に保つためには、セルフケアだけでは、効果的に病気を防ぐことができません。丁寧に歯磨きを行っているつもりでも、磨き残しはあるものです。

定期的に歯科でクリーニングをはじめ、メンテナンスを行うことによって予防効果を高めることが可能です。

歯医者は苦手だったり、何をするのか分からなくて不安な方もいらっしゃると思いますので、検診・メンテナンスではどのような事をしているのか、説明させていただきます。

1.資料撮り

・カメラでの撮影(1年に1)

お口の中のお写真を撮らせていただきます。

お口の中の状態を写真で記録を取る事で、歯ぐきの退縮や、歯がすり減ったりなどの経年変化の比較ができたり、トラブルが起きた時の前後の比較ができるように撮らせていただいてます。

・レントゲン撮影(2年に1)

目で見ても分からないところもありますのでレントゲン写真を撮り、トラブルがないかチェックをさせていただきます。

2.虫歯・歯周病の検査・説明

歯ぐきの検査をしますと言われて、ツンツン触っていくあの検査です。

歯周ポケットの深さ・歯ぐきの出血の有無・歯のゆれ具合・プラーク(歯垢)の付着状態を診ています。虫歯もあったらチェックします。

検査が終わりましたら結果をお話しします。

この時にプラーク(歯垢)の付着状況を診て、特に磨けていない部分や気を付けて磨いてほしい部分のブラッシング方法や、おすすめの道具をお伝えいたします。

3.クリーニング

専用の器具を使用して、普段の歯磨きでは取れなくなった、不良沈着物(プラーク・歯石・着色)を取り除いていきます。

プラーク(歯垢・バイオフィルム)→ 細菌と代謝物のかたまり。

1mgには1億個以上の細菌が存在しています。食べカスではありません。

プラークは歯ブラシでとることができます。いつも当たってないところがあると、歯ブラシでこすってもなかなか取れない状態になります。

歯石プラークが石灰化して硬くなったもの。

プラークが長期間(個人差もありますが23)歯の表面についていると、唾液に含まれるカルシウムやリン酸がプラークに沈着して、石のように硬くなります。

歯石になると歯ブラシではとれなくなり、歯石の表面はガサガサしているので、さらにプラークが付着しやすくなり、むし歯、口臭、歯周病などのリスクを高めます。

着色歯の表面にあるペリクルという薄い膜とポリフェノール・ヤニが結びついて沈着したもの。

コーヒー、緑茶などポリフェノールを含むものを日常的に摂取したことによるものと、喫煙している方はタバコに含まれるヤニによる着色などがあります。

手順

①スケーリング・エアフロー

・超音波スケーラー

超音波による微細振動で歯に付着している歯石を剥がし、粉砕します。

・エアフロー

専用のパウダーをジェット水流で歯に吹き付けることで、着色汚れを効果的に落とすことができます。

・フロス、歯間ブラシ

歯間部のプラークを取り除きます。

②ポリッシング

ポリッシングブラシやラバーカップを用いて歯面を清掃します。ポリッシングすることによって、歯面の付着物や着色を除去してザラつきを無くします。

クリーニングの道具がいろいろありますが、人それぞれ口腔内の環境も違いますし、日によっても違うこともあります。

その日のお口の状況に合わせて、歯を傷つけないよう必要最低限の道具を選んでクリーニングをさせていただいてます。

歯茎の検査もクリーニングも基本痛みは出ない処置になります。

歯に知覚過敏が起きていたり、歯グキに炎症があると痛みを感じやすかったり、部位や力加減でも痛いこともあります。できる限り対応させていただきますので、痛い時は遠慮なく教えてくださいね。

クリーニング中は、排唾菅という小さいバキュームをお口にひっかけ常に水を吸ったり、お水が飛ぶのでお顔にタオルをかけますので、安心して施術を受けていただけるかとおもいます。

メンテナンスの間隔

メンテナンスは通常、最低でも3ヶ月に1回行うのが良いとされています。ただし、お口の中の状態を見て1ヶ月や2ヶ月毎の間隔をおススメする場合もあります。
普段の生活によってもメンテナンスの期間は変わってきますので、歯科医師とよく話し合って決めていきます。

自分の大切な歯を一生守っていくためにも、予防という治療は大切です。

歯を失う原因は95%が虫歯か歯周疾患といわれています。虫歯や歯周疾患にならないためにも、定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。

25歯科ではすべての患者さんにメンテナンスをお勧めするとともに、一人一人に合ったメンテナンス方法をご提案させていただきます。

ご相談、ご質問等ございましたら是非お気軽に25歯科までお問い合わせ下さい。