唇と舌の正しい位置

唇と舌の正しい位置

こんにちは。金沢25歯科・矯正歯科です。

唇や舌(ベロ)の位置を気にしたことはありますか?実は唇と舌には正常な位置があるのです。

今日は唇や舌の正しい位置についてお話ししたいと思います。

唇と舌の正常な位置チェック
みなさんは普段何もしていないような口を閉じた状態の時(安静時)舌の位置はどこにある状態でしょうか。
➀舌の先端は上あごの前歯の付け根あたりから舌全体は上あごの裏に付いている状態
➁舌の先端が上下の歯の裏面に付いている状態
➂舌の先端が下の前歯の裏もしくは下あごの歯茎に当たっている状態

正しい位置は➀になります。口唇は閉じて舌は上あごの裏についている状態が正常な状態といえます。

正常な位置でないとどんな影響があるか
舌が上あごの裏についていない状態では舌を上に上げる筋力が低下しているといえます。また歯列にも影響を及ぼします。前歯の裏についていることで前歯が口唇側に傾斜しいわゆる出っ歯になっている可能性があります。さらに鼻で呼吸することが難しく無意識のうちに口で呼吸するようになっている可能性もあります。口の中は唾液などで潤っている状態が理想ですが口で呼吸することによって口の中が乾燥し虫歯や歯周病が進行しやすくなってしまいます。

改善方法
○口腔筋機能療法(MFT:oral myofunctional therapy)
これは歯並びを取り巻く口の中や周りの筋機能を改善する訓練方法です。
・筋肉の訓練
唇:口を開き下唇を指で押さえ上唇を下方に伸ばす
舌:口を開き舌を前方に突き出す訓練
舌を上顎の裏に吸い上げる訓練 などがあります。
・唇と舌の姿勢位の訓練
リラックスした状態で唇は閉じて舌は上あごの裏面に突き上げ奥歯が離れている状態をめざします。

○あいうべ体操
「あ」できるだけ大きく口を開く
「い」口をできるだけ横にのばす
「う」唇を尖らせ前方に突き出す
「べ」舌(ベロ)をできるだけ顎の先(下方)に伸ばし出す
これは「あ」「い」「う」「べ」の発音をする時の口の形を真似するだけの簡単なやり方で口の周りの筋を鍛える方法です。

ご自身やお子さんの唇や舌の位置が気になっている方がいらっしゃいましたら是非お気軽にお問合せください。

石川県金沢市増泉2-7-43

金沢25歯科・矯正歯科

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